ベスト・オブ・ニューヨーク

ニューヨークの美しい桜の名所10選

アメリカでも春には桜を見てお花見がしたい!そんな気持ちから、ニューヨークにある桜の名所をまとめることにしました。実はニューヨークには日本から運び込まれた桜が数多く植樹されていて、春になるとソメイヨシノや八重桜が美しい花を咲かせます。

基本情報

桜が多い場所

ニューヨーク市内でまとまった形で桜が見れる代表的な場所は以下3箇所です。

ハドソン川を挟んだお隣のニュージャージー州まで足をのばせば、5000本を超える桜が植樹されているブランチブルックパークという公園があります。

桜が満開になる時期

ニューヨークでよく見かける桜は、オカメザクラ、ソメイヨシノ、カンザンです。それぞれ満開になる時期が異なり、例年は3月下旬にオカメザクラ、4月上旬にソメイヨシノ、4月下旬にカンザンに満開になります。オカメザクラとソメイヨシノはどちらも一重咲きですが、オカメ桜のほうが濃いピンク色の花を咲かせます。カンザンは八重桜で、鮮やかなピンク色の花を咲かせるダイナミックな桜です。

  • オカメザクラ
    色:濃いピンク
    時期:3月下旬〜4月上旬
    場所:フラッシング・メドウ・コロナパーク
  • ソメイヨシノ
    色:淡いピンク
    時期:4月上旬〜中旬
    場所:サクラパーク、チェリーヒル、プリグリムヒル
  • カンザン
    色:濃いピンク
    時期:4月中旬〜5月上旬
    場所:セントラルパーク貯水池付近、ブルックリン植物園、ルーズベルトアイランド

桜祭りが行われる場所

毎年各地で行われる桜祭りも見逃せません。以下は代表的な桜祭りです。開催の有無や日程は各お祭りの公式ウェブサイトをご参照ください。

特にブルックリン植物園の桜祭りはトライステートで最大規模です。ステージでは日本文化のパフォーマンスが盛大に行われ、お弁当も販売されます。

ニューヨーク市内の名所

さて、お待たせいたしました。それでは以下、個人的にお気に入りの桜の名所10箇所をご紹介します。ニューヨークでもぜひ満開の桜と共に春を迎えましょう!

1.サクラパーク

コロンビア大学そばのアッパーウエストにある小さな公園です。毎年3月下旬から4月中旬にソメイヨシノが満開になり、園内の芝生でお花見が楽しめます。公園の名前は、1912年にアメリカに住んでいた日本人がニューヨーク市に2500本の桜を寄贈したことに由来しています。園内には東京とニューヨークが姉妹都市提携をしたことを記念して寄贈された灯籠も設置されています。

2.チェリーヒル

セントラルパーク内にあるなだらかな丘「チェリーヒル(Cherry Hill)」では毎年3月下旬から4月中旬にかけてソメイヨシノが満開になります。お弁当や飲み物を持ち寄って、水辺の芝生に座ってお花見をするのにうってつけの場所です。湖の向こうには高級アパート「サン・リモ(The San Remo)」が見えてとても絵になる風景です。

3.ピルグリムヒル

セントラルパーク内にある小高い丘「ピルグリムヒル」にもソメイヨシノが植樹されています。チェリーヒルと同様、毎年3月下旬から4月中旬にかけて桜が満開になります。72番通り沿いにあり、丘の上にはかつてイギリスからアメリカに渡った清教徒の銅像が立っています。ニューヨークに住む日本人が組織する県人会や校友会のお花見会にも良く利用される場所です。

4.シープメドウ

セントラルパーク内にある広大な芝生のエリアです。チェリーヒルやピルグリムヒルに比べると桜の数は多くありませんが、ここにも数本のソメイヨシノが植えられています。 広々とした芝生に座って、のんびりとした時間が過ごせる場所です。

5.貯水池東側の桜並木

グッゲンハイム美術館にほど近い、セントラルパーク内の遊歩道にも数多くのソメイヨシノが植樹されています。春になると道の左右に植えられたサクラが満開になり桜のトンネルになります。芝生エリアがないので、お花見には不向きですが、春のお散歩ルートとしておすすめの場所です。桜はジョン・P・ミッチェル市長の記念碑付近に咲いています。

6.貯水池西側の桜並木

ジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池の西側にも、春になると桜のトンネルができます。ここにはカンザンという八重桜が植樹されていて、毎年4月後半から5月上旬にかけて満開になります。カンザンはソメイヨシノに比べて花が大きく、色が濃いため、非常に鮮やかでダイナミックです。芝生エリアのスペースも広いので場所取りの心配もなく、人気のお花見スポットになっています。

7.ルーズベルトアイランド

イーストリバーに浮かぶ細長い島、ルーズベルトアイランド(Roosevelt Island)も桜の名所として人気です。毎年例年4月下旬から5月上旬にかけて、イーストリバー沿いの遊歩道で八重桜が満開になります。ここでは毎年4月下旬に桜祭りも開催されます。三味線や太鼓などのパフォーマンスが行われ、日本に帰ったかのような気分にさせてくれる素敵なイベントです。

8.ブルックリン植物園の日本庭園

毎年3月下旬から4月上旬にかけて、園内の日本庭園にあるソメイヨシノや枝垂れ桜が満開になります。1915年にオープンした全米最古の日本庭園のひとつで、日本出身の造園師、塩田武雄氏によって作られました。鳥居や日本風の橋とともに美しい桜が堪能できます。

9.ブルックリン植物園のチェリーエスプラネード

ブルックリン植物園のチェリーエスプラネードという広場に、たくさんの八重桜が植えられており、毎年4月下旬から5月上旬にかけて鮮やかな花を咲かせます。この広場では毎年春に桜祭りが開催されるため、八重桜が満開な時期と、桜祭りの日が重なると、本当に素晴らしいお花見が楽しめます。

10.フラッシングメドウズ

全米オープンテニスの会場があるフラッシング・メドウズ・コロナパークに、数多くのオカメザクラが咲く場所があります。特に公園のシンボルであるユニスフィア(大きな地球儀)の周辺や、2本の展望塔が建つエリアにある芝生広場が桜の名所として知られています。オカメザクラはソメイヨシノより開花が早く、3月下旬から4月上旬には、すでに満開となります。

ニューヨーク州外の名所

ブランチブルックパーク

ニューヨークのお隣、ニュージャージー州ニューアークにある大きな公園です。ここには全米で最も多い、5000本にも及ぶ桜の木が植えられていて、桜の名所として非常に有名です。春になると川沿いにあるたくさんの桜が満開となり、特にニュージャージー在住日本人の間では定番のお花見スポットです。

ワシントンD.C.

恐らくアメリカで最も有名な桜の名所です。毎年、ポトマック川のほとりにソメイヨシノが鮮やかに咲き、「全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)」が盛大に開催されます。ニューヨークからは車や電車で約4時間ほどかかりますが、一見の価値ありです。僕も一度行きましたが、桜の本数も多く、とても綺麗でした。

地図

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2023年7月に再生品(Refurbished版)を599ドルで購入。APS-C機(EOS Kiss)からフルサイズに乗り換えて写真撮影に挑戦中です。
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2023年7月に購入してEOS RPに装着。2023年は標準レンズといわれる50mmにこだわって、NYの街を撮影してみます。

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