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ハドソンヤーズの屋外展望台「ザ・エッジ」の楽しみ方

ハドソンヤーズに登場した新しい屋外展望台「ザ・エッジ(The Edge)」に行ってきました!

2020年にオープンして以来、ザ・エッジにはぜひ行ってみたいと思っていましたが、コロナ禍もありなかなか実現しませんでした。しかし今回、大きな話題となった屋外スカイデッキからニューヨークの景色を眺めることができました。

ニューヨークにある展望台というとエンパイア・ステート・ビルや、トップ・オブ・ザ・ロックが定番ですが、それとはまた違った景色を楽しむことができます。新たな観光スポットとして、非常におすすめの場所なので、以下にザ・エッジに関する情報をまとめたいと思います。

基本情報

ザ・エッジは2020年3月にオープンした展望台で、超高層ビル「30 Hudson Yards」の100階と101階部分にあります。屋外に出て景色が楽しめるスカイデッキは三角の形をしており、100階部分に設置されています。スカイデッキはビルから24メートルほど飛び出ているので、空中にあるステージのように見えます。

最寄り駅

私は今回、地下鉄を利用し、7番線のハドソンヤーズ駅から歩いて現地まで行きました。エントランスはショッピングモールの4階にあります。ここにはスタイリッシュなアイテムが並ぶギフトショップがあったり、当日チケットが購入できる販売機が設置されていました。モール内にエントランスがあるので、ショッピングついでに気軽にスカイデッキまで行くことができます。

入場チケット

チケットは主に2種類あって、日付と時間が決められた一般入場チケットと、日付だけ決まっていて入場時間は自由に選べるフレックスチケットがありました。これに、グラスシャンパンや記念品を追加できるオプションもあります。

以下、最も安いオプションである一般入場チケットを、オンラインで事前購入した場合の料金です(2021年4月現在)。

・大人(13-61歳)36ドル
・子供(6-12歳)31ドル
・シニア(62歳-)34ドル

午後6時以降の時間帯を選ぶと、上記料金に10ドルがプラスされます。夕暮れ時や夜景は特に人気があるのでそのような料金設定になっているようです。また、オンサイトで購入した場合は、上記料金に2ドルが加算されます。

我々は事前にウェブで午後6時50分入場のチケットを購入しました(46ドル)。日没の時間帯のチケットは人気が高く、売り切れの日も多かったため、早めに購入したほうが良さそうです。

入場チケットはウェブサイト、またはオンサイトで購入可能です。事前にウェブサイトで購入したほうが値段が安いのでおすすめです。

チケット購入ページ:https://www.edgenyc.com/ja/chiketsutogouru

他のNY展望台との料金比較

以下、ニューヨークの人気展望台との比較表ですが、他に比べて入場料は一番安く設定されています。確かにエンパイアーステートビルやワンワールドトレードセンターなどは、建物自体がニューヨークを象徴する観光スポットなので、そこよりも少し料金を下げて集客するという戦略なんでしょうね。

展望台大人子供シニア
Edge$36$31$34
Empire$42$36$40
One WTC$43$37$41
T of Rock $38$32$36

The Edgeの見所

一番の見所は、100階と101階の展望エリアです。100階には屋内で景色が楽しめるラウンジエリアと、屋外に出れるスカイデッキがあります。ひとつ上の101階にはレストランやバーがあり、ここからも景色が眺めることができます。

展望台の高さは340メートルです。ニューヨークにある他の人気展望台と比較しても、全くひけをとらない高さです。

展望台タイプ高さ
Edge屋内&屋外340m
Empire 86階屋内&屋外320m
Empire 102階屋内373m
One WTC屋内386m
T of Rock屋内&屋外260m

2021年4月現在、ニューヨークで一番高い展望台はワン・ワールドトレードセンターで、高さは386メートルです。しかし、ここは屋内のみで外に出ることはできません。そのため、屋外に出れる展望台としては、ザ・エッジがニューヨークで一番の高さとなります。ザ・エッジが完成する前にニューヨークで一番高い屋外展望台は、エンパイアステートビルの展望台でした。

ちなみに、世界で一番高いのは中国の上海タワーにある展望台で、高さは561メートルだそうです。また、世界で一番高い屋外展望台はドバイのブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)にあり、約555メートルなんだとか。ブルジュ・ハリファは世界一高いビルとしておなじみですが、屋外展望台の高さも世界一なんですね!

東京スカイツリーの場合は、第一展望台が350メートル、第二展望台が450メートルです。ザ・エッジはスカイツリーの第一展望台の高さとほぼ同じということになります。感覚としては、スカイツリーの第一展望台の高さを屋外で楽しめるといったところでしょうか。

100階の屋内展望台

ハドソンヤーズ4階からエレベーターに乗ると、まず100階の展望台に到着します。天井が高く、2フロア分の吹き抜けになっていて、101階に上がるための階段が設置されています。

100階のフロアはぐるりと歩いて一周することができるので、ニューヨークの景色を360度味わえて爽快です。たとえ天候が悪くて、外に出るのが難しい日も、屋内だけで十分に景色を味わうことができます。

また、ここにはオムツ替えの台がついた化粧室もあるため、子連れ家族にも安心です。展望台でゆっくり時間が過ごせるような配慮がされていました。

100階のスカイデッキ

スカイデッキには100階部分にあり、回転ドアから出ることができます。柱やフェンスなどの障害物はミニマルにおさえられており、景色を存分に楽しめるような作りになっています。

スカイデッキのまわりは79枚の透明ガラスで囲まれています。視界を遮るものが一切ないので、名前の通り展望デッキの端っこ(エッジ)ギリギリまで行って、景色を楽しむことができます。

100階のギフトショップ

100階には広々としたギフトショップもあり、ザ・エッジの記念品や、ニューヨークに関する様々なアイテムが並んでいます。ハドソンヤーズらしい、スタイリッシュでモダンな商品が多い印象でした。

101階のバーとレストラン

階段をのぼって一つ上の階に行くと、レストラン「Peak」があります。このレストランからの眺めは絶景なので、大切な人との記念日を過ごしたい時などには、うってつけの場所だと思います。

また、101階には軽食を販売するカウンターもあります。ここで飲み物や軽食を買って、用意されているハイテーブルで時間を過ごすことも可能です。また、101階からスカイデッキに降りれる屋外の階段もあり、ここからの眺めが絶景です。

スカイデッキからの眺め

スカイデッキからはニューヨークの街並みが一望できます。エンパイアステートビルをはじめ、クライスラービル、ワン・ワールド・トレード・センタービル、ニューヨークを代表する美しい建物が全て見えます。ハドソン川の向こう側にはニュージャージーが見え、南の先には自由の女神が見えました。晴れた日は約130キロ先まで見えるそうです。

今回我々はまだ外が明るい午後6時50分に入場しました。そこから夕陽が沈み、あたりが真っ暗になるまでの約2時間を展望台で過ごしたので、刻一刻と色が変わる景色を楽しむことができました。

アップタウン方面

北側に目をやると、世界一高いコンドミニアムであるセントラル・パーク・タワーをはじめ、ビリオネアーズロウに建つ超高層ビルを全て見ることができました。また、ハドソンヤーズで建設中のビルに設置されたクレーンも見えました。

ダウンタウン方面

南側にはチェルシーやウエストビレッジなど、低層の住宅街が広がり、その先にはロウワーマンハッタンの高層ビル群が見えました。さらにその先に目を移すと、自由の女神、エリス島、ヴェラザノ=ナローズ橋 (Verrazano-Narrows Bridge)も確認できました。 

ミッドタウン方面

東側にはニューヨークを代表する超高層ビル、エンパイアーステートビル、クライスラービル、ワン・ヴァンダービルトなどが見え、オフィスビルが立ち並ぶミッドタウンの景色が一望できました。これぞニューヨークという眺めが堪能できます。

ニュージャージー方面

西側の景色です。すぐ下にハドソンリバーが流れており、対岸のニュージャージーが遠くまで見渡せました。今回はちょうど日没の時間に展望台にいたので、夕陽が沈む瞬間が見れました。ただ、やや雲が多く、空もそんなに焼けなかったので、ぜひまた別の日に来れたらいいなと思いました。天気に関しては、運の部分も大きいですね‥・

撮影スポット

ザ・エッジには写真撮影が楽しめるように様々な仕掛けがされていました。展望台のフェンスが透明ガラスのため、どこから撮影しても遮るものがない、美しい景色が撮影できます。

エッジ部分

一番の撮影スポットは、三角形の先端部分です。ここでの撮影は人気なので、スタッフの方がいて、順番待ちの列の整理をしてくれてました。私が行った時は、人がそんなに多くなかったので、すぐに撮影することができました。西側の先端部分に立って、屋内から撮影するというのも人気でした。

透明ガラスの床

展望デッキに三角形の形をした透明ガラスの床が設置されていて、人気の写真撮影スポットになってます。ガラスの床は完全に透けおり、340メートル下の道路がはっきりと見えます。

私は特別高い所が苦手なわけではありません。にも関わらず、ガラスの上に立つ時は足がすくみました‥。ガラスが割れて床が抜けることは絶対ないはずですが、頭がついていかず、終始緊張してました。でも、こんなスリリングな体験はなかなかできないので、本当に良い経験になりました。ガラスの上に座ったり、寝転がったりして写真を撮れば、インスタ映え間違いなしです。

屋外階段

100階と101階をつなぐ屋外階段があり、階段の上からの眺めが絶景です。また、階段を使って様々なポーズを取り、写真撮影が楽しめるようになってます。今回は残念ながら階段上からの写真が撮れませんでした。次回は必ず!

まとめ

というわけで、ニューヨークの新しい観光スポット「ザ・エッジ」を紹介させていただきました。この場所の一番の魅力はなんといっても、屋外に出てニューヨークの景色が楽しめるということだと思います。

ガラスパネルに囲まれただけの開放的な展望デッキで、天気が良い日や、夕暮れ時などは、本当にスケールの大きい景色が堪能できます。ハドソンヤーズという、今最もニューヨークで注目されるエリアにあり、展望台に行った後は、ショッピングや食事も楽しめますし、本当におすすめです!

地図

EOS RPでフルサイズに挑戦中

Canon EOS RP

2023年7月に再生品(Refurbished版)を599ドルで購入。APS-C機(EOS Kiss)からフルサイズに乗り換えて写真撮影に挑戦中です。
Canon RF50mm F1.8 STM

2023年7月に購入してEOS RPに装着。2023年は標準レンズといわれる50mmにこだわって、NYの街を撮影してみます。

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