春になり暖かくなってきたので、どこか屋外でのんびりできる場所はないかな‥。そう思っていたら、知り合いから入園料が無料で、いろんな動物に会える農園がクイーンズにあるという耳寄り情報を得たので早速行ってきました。
今回向かった先はクイーンズのリトルネックというエリア。ここにある「クイーンズ・ファーム・ミュージアム(Queens Country Farm Museum)」という農園を目指しました。この農園、名前は聞いたことはあったのですが、機会がなくて一度も訪れたことがありませんでした。
300年以上の歴史がある農園
同農園がオープンしたのは1697年。300年以上に渡って営業を続けているニューヨーク州で最も歴史が長い農園のひとつです。園内には昔使われていた農耕器具などが残されており、昔の面影を感じることができます。1750年に建てられたコーネルファームハウス(Cornell Farmhouse)は、アメリカの歴史登録財に指定されているそうです。
園内ではトマトやアスパラガスなどの野菜が栽培されており、牛、羊、ヤギ、アルパカ、鶏などの動物が飼われています。子供が農業や家畜について学べるイベントや教育プログラムも用意されているため、子供を連れた家族を数多く見かけました。
アクセス
今回は地下鉄「キューガーデンズ」の駅から、バスに乗っていきました。マンハッタンからの行き方は以下の通りです。
- Fトレインで「キューガーデンズ」駅で下車
- Q46のバスに「Queens BL & 78Av」から乗車
- 「Union Tpk/252 St」駅で下車
- バス停から徒歩約8分
地下鉄からバスへのトランスファーは追加料金がかからないので、料金は片道2.75ドルのみで大丈夫でした。途中渋滞もなく、非常に快適で、マンハッタンからだと所要時間は片道約1時間30分ほどです。
今回私は地下鉄とバスを利用しましたが、一番早くて便利なのは車だと思います。バス停から農園まで少し歩きますし、車がお勧めです。
農園の様子
この日は、現地に午後1時くらいに到着しました。現在はニューヨーク市が管理している施設ということもあり入園料は無料!お財布に優しくて、非常に助かります。
農園は非常に広々としていて、ニューヨークにいることを忘れてしまうような気分になりました。また、昔ながらの雰囲気を残した建物が数多くあり、かつての面影を感じることもできました。コロナ禍ということもあり、駐車場はガラガラ。園内にもあまり人はいなかったので、のんびりと過ごすことができました。
入り口から奥に向かって進んでいくと、さまざまな動物達に出会えます。今回見れたのは、羊、ヤギ、牛、アルパカ、鶏でした。どの動物も人懐っこくて、とても可愛かったです。
子供達に特に人気だったのは羊やアルパカだったように思います。動きが早い鶏も、子供達の興味を惹いていました。
子連れでも安心して楽しめる
農園のため、舗装されていない道が多いのですが、ベビーカーでもなんとか動けます。私が行った時も、多くの人がベビーカーを押して園内を回っていました。
また、園内には自由に使えるテーブルや椅子があり、おむつ替えができるトイレもあるので、赤ちゃんを連れたご家族でも安心です。
以上、クイーンズ・ファーム・ミュージアムのご紹介でした。昔の雰囲気を残した、非常に素朴な農園です。特にこれ!といったアトラクションがあるわけではなく、インスタ映えもしない場所です。
しかし、広々とした農園を歩いたり、動物と触れ合えたりするので、小さなお子さん連れの方などにお勧めの場所です。
地図
他のおすすめ農園
農園といえば、アップステイトのデュボイス農園が、個人的なお気に入りです。夏には果物狩りができて、ここでもアルパカや馬などの動物達に会うことができます。以前書いた記事がありますので、もしよければご参照ください。