クイーンズボロブリッジを徒歩で渡りました!
最近運動不足だなと思っていたので、今日の仕事帰りに思い立ち、クイーンズボロブリッジを歩いて渡って見ました。今まで、ブルックリンブリッジやマンハッタンブリッジは徒歩で渡ったことがあったのですが、クイーンズボロブリッジは今回が初めてでした。いつか渡りたい!と思っていたので、実現して良かったです。
マンハッタン側の出入口
今回はマンハッタン側からクイーンズへと渡りました。歩行者専用道路の入り口は、マンハッタン側からだと60番通りと1番街の交差点にあります。ルーズベルトアイランドトラム乗り場から、イーストリバー方向に少し歩いた場所です。
歩行者道の様子
この道は左側が歩行者、右側が自転車がの通り道になっています。この日は午後8時ごろに橋を渡ったのですが、自転車でクイーンズに向かう、会社帰りの人たちを数多く見かけました。また、Eスクーターに乗った人たちも大勢すれ違いました。
歩道に入ると、まず最初は上り坂になっています。ブルックリンブリッジなどと比べると、立ち止まる観光客がいないため、非常に歩きやすく感じました。
橋からの眺め
橋の上から大通りを眺めるのは本当に楽しいですね。いつもと違った角度から見えるので、とても嬉しくなります。
高速道路のFDRの上も越えると、いよいよイーストリバーに差し掛かります。
途中、後ろを振り返ってマンハッタン方面を見たら、ちょうど日が暮れて、空がオレンジ色になっていました。
イーストリバーの上にくる頃には橋が平らになり、ルーズベルトアイランドが見えてきます。
途中、ルーズベルトアイランド行きのトラムが頭上に見えました。
トラムからの眺めも素晴らしいんです。以下、以前トラムに乗った際に撮影した動画です。
橋の南側を見ると、国連ビルや、クライスラービルなど、ミッドタウンの高層ビルが見えました。橋の南側に歩道があったら、さらに眺めが良かったはずなんですけどね。あえて北側に歩道を作ったのには何かわけがあったのでしょうか。
さらに歩いていくと、ルーズベルトアイランドを通りすぎて、いよいよクイーンズに入りました。
もう一度、南側を見ると、エンパイアステートビルも見えました。
橋の歴史
歩いていると、橋の装飾や構造が近くで見れて、歴史の長さを感じることができました。調べてみると、完成したのは1909年なので、今から100年以上も前から使われています。ブルックリンブリッジのようなワイヤーを使った吊り橋ではなく、カンチレバーという構造を利用した橋なんだそうです(参照)。橋の長さは2270メートルあります。
この橋は「クイーンズボロ・ブリッジ」と呼ばれることが多いですが、2011年に改名されて、正式名称は「エド・コッチ・クイーンズボロ・ブリッジ」となってます。第105代ニューヨーク市長を務めたエド・コッチ氏の業績を讃えてのことなんだとか。ただ、地元住民にはこの改名を支持しない人も多く、多くの人は昔のまま「クイーンズボロ・ブリッジ」と呼んでいるようです(参照)。
クイーンズ側の出入口
橋の終わりに差し掛かると、橋と平行に走る地下鉄の線路が見えてきました。地下鉄の線路、歩道、自転車道、車道と、全てが並びました。さすがクイーンズとマンハッタンを結ぶ大動脈です。
坂をずっと最後まで下ると、広い交差点が出てきます。ここが今日の終着点です。右側に見える建物は、クイーンズボロ・プラザ駅です。同駅のプラットフォームからの眺めは素晴らしいので、電車でマンハッタンに戻る際は、ぜひそちらの景色もお楽しみください。
まとめ
というわけで、今日はマンハッタンからクイーンズに向かって橋を渡ってみました。ゆっくり歩いてだいたい30分ほどで渡ることができました。時々、すごいスピードで走る自転車やEスクーターとすれ違うので、それだけは注意が必要ですが、全体的にはとても歩きやすい橋でした。明るい時間帯であれば、人通りも多いの治安も問題ありません。
ただ、欲を言わしてもらえば、歩道はミッドタウンの高層ビル群が見える南側に作ってもらいたかったなと思いました。おそらく南側にできなかった事情があるんだと思いますが、もしそれが実現していたら、ブルックリンブリッジやマンハッタンブリッジと並ぶ、眺めの良い橋になっていたと思います。
しかし、北側の歩道からも、眺めは十分に楽しめます。地上からは見ることができないルーズベルトアイランドやクイーンズの景色が一望できるのはこの橋ならではの魅力です。また、歩道もしっかり整備されているので、お散歩やジョギングにはもってこいの橋だなと思いました。
次回は今回の逆ルート(クイーンズからマンハッタン)で橋を渡れたらなと思っています。