やっとペプシ看板の謎が解けました。
クイーンズのガントリー・プラザ州立公園(Gantry Plaza State Park)には「Pepsi Cola」と書かれた大きなネオンサインがあります。新しいコンドミニアムが立ち並ぶエリアに設置されているので、なんでこんな所にペプシの看板があるんだろうと、ずっと疑問に思っていました。
調べてみると、この看板は1940年に、かつて近くにあったペプシ工場の建物の上に設置されたものだそうです。横幅は約15メートルあり、一番右側には瓶に入ったペプシの絵も描かれています。看板が作られた当時は、ニューヨーク州で最も長い電光サインだったそうです。
2003年になるとペプシ工場が売却されてしまったのですが、看板だけは別の場所に移されて保管されました。今の場所に看板が設置されたのは2009年だったそうです。その後、2016年にニューヨーク市のランドマークに指定され、恒久的に保存されることになりました(参照)。
そういえば、確かに2016年にはこの件は大きなニュースになってました。おそらく、一企業の製品名が入った巨大な看板を、市が認定するランドマークにすべきかどうかが、議論の争点だったのではないかと想像します。今ではすっかりLICのランドマークとして定着している印象ですが、様々な紆余曲折を経て、今の場所に収まったようです。