今日はSoHoにあるシューズストア「ベジャ(VEJA)」に行ってきました。スニーカーの横に「 V」マークが付いていることが特徴で、最近ニューヨークでも履いている人をよく見かけるようになりました。
NY市内唯一のリアル店舗
お店はSoHoにあります。最寄駅は6番線のスプリングストリート駅です。Mulberry Street沿いにあり、MoMA Design Storeから2ブロックの所です。SoHo店は2020年にオープンしました。ニューヨーク市内では、まだここ一店舗のみだそうです。
今日お店に到着したのは午前11時ごろでした。気軽に立ち寄れるかなと思っていたのですが、甘かったです。お店の前には20人ほどの人が並んでいて、すぐには入れませんでした。
環境を配慮した具体的な取り組み
お店の入り口まで辿り着くと、店内左の壁に「Sustainability is an empty word. We choose reality.」という文章が書かれているのが見えました。直訳すると「サステイナビリティは空っぽの言葉である。我々は現実を選んだ」といった所でしょうか。
最近はよく環境問題への取り組みとして、サステイナビリティーや、持続可能性といった言葉が使われます。しかし、そういった理想を掲げても、具体的なアクションが伴わない限り、何も変化を生みません。言うは易く行うは難し。つまり、VEJAは言葉だけでなく、具体的な取り組みによって結果を出してきたというアピールだと思います。
ゆっくりと買い物を楽しめる店内
さて、そんなこんなで、入り口前で待つこと約15分。やっとのことで店内へ入れました。店内は広々としていて、様々なスニーカーを手に取って、ゆっくりと買い物することができました。また、お客さんが少なかったので、店員さんもすぐつかまり、希望のサイズの靴をすぐに持ってきてもらえました。
今回は、家族用にESPLAR LEATHER WHITE SABLEを購入しました。140ドルで、税金を入れると150ドルちょっとでした。高級ブランドのイメージでしたが、まったく手が届かないという価格ではなかったので、ホッとしました。
徹底した素材へのこだわり
VEJAは2004年にフランスで誕生したブランドで、ペットボトルやポリエステルをリサイクルした素材を使っていることで知られるシューズメーカーなんだとか。キャンバスやレースには、ブラジルやペルーで作られたコットンが使われていて、ソールのゴムはアマゾン産だそうです。
特に注目されているのが、アマゾン産のゴムを高い価格で生産者から購入していること。こうすることで、生産者への報酬や、森林を保護するための手当が増え、環境に配慮した製品が作れるようです。
そういえば以前立ち寄ったアパレルショップ「Everlane」も、環境への配慮や、素材の生産者との良好な関係を重視していました。
VEJAがこれだけ人気があるのも、履き心地やスタイルだけでなく、環境に配慮したスニーカー作りの具体的な取り組みが、多くの人に支持されているからなんでしょうね。
というわけで、今回はVEJAのご紹介でした。私も年末にボーナスが出たら、自分の分を買いたいなと思います…。