今年4月にオープンした「イケア・プランニング・スタジオ(IKEA Planning Studio)」に行ってきました。全米初となる小さなIKEAの店舗で、百貨店のブルーミングデールズの向かいにあります。レキシントン街と59番通りが交差する周辺エリアは家具やインテリアを扱うお店が数多く集まる場所です。
中に入ってみると、入り口にインフォメーションデスクがあり、IKEAスタッフの方が笑顔で迎えてくれました。郊外の巨大なIKEAに比べると小さいですが、それでも天井が高くて広々としています。
メインとなるのは2階で、主にキッチンとリビングルームのショールームになってます。通常のIKEAと同じように、家具がディスプレイされた部屋がいくつかあります。
特徴的なのは各部屋の入り口に、面積が数字で大きく表示されていること。ニューヨーク市内には狭い部屋が多いので、それを意識してのことだと思います。狭い部屋でもたくさん収納するためのアイデアが詰まってます。
こちらはそんな部屋のひとつです。窓もあってニューヨークのコンドミニアムのような雰囲気です。どの部屋もスタジオや1ベッドで設置できる、省スペースを意識した家具がディスプレイされてます。
店内各所に、IKEAスタッフの方常駐しており、家具の購入やインテリアに関する様々な相談にのってくれます。
SONOSとIKEAがコラボして誕生したBluetoothスピーカーもありました。ランプ付きが179ドルです。
店内のいたるところにタッチパネルスクリーンも設置されていました。家具の配達やIKEAカードのことなど、IKEAのサービスを知ることが出来る仕組みになっています。おそらくIKEAに行ったことがない人のためのサービスです。
地下は予約制の相談コーナーになってました。IKEA専門スタッフが家具を購入するための、様々な相談にのってくれるようです。このサービスは無料で受けられます。
郊外にある巨大なIKEAとは違って小ぢんまりとしたお店で、平均的なIKEAの20分の1のサイズしかないそうです。フードコートも無ければ、家具が積み上がった倉庫もありません。お会計をするレジもありませんでした。IKEAの専門スタッフに部屋づくりについて相談する、まさにプランニングスタジオなんですね。
以上、イケアプランニングスタジオのご紹介でした。郊外のIKEAになかなか行くことができない人たちが、同社のサービスに触れられるよう、様々な工夫が施されたお店でした。
IKEAデザインスタジオは、ロンドンについてニューヨーク店が世界で2店舗目だそうです。今後米国内ではシカゴやLAなどにも進出するとのこと。今後、どんなサービスをしてくれるのか、非常に楽しみです!
情報源: Ikea Opens NYC Store for Urbanites Who Won’t Assemble a Loveseat – Bloomberg