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低価格と高品質を両立させる急成長ブランド「エバーレーン (Everlane)」

Everlane先週末、SOHOにあるアパレルショップ「Everlane(エバーレーン)」に行ってきました。

僕がこのお店を知ったのはウェブでトートバックを検索していた時のことでした。デザインがすごく良いのに、値段が意外なほど安くて、これってどういうことなんだろうと興味を持ったことがきっかけです。お店に到着すると、店内はお客さんで溢れかえってました。店内に入れる人数にも制限がかけられていて、入口の前には20人ほどの列ができていました。アウトレットモールにある人気店とかではこういう行列良く見かけますけど、普通の路上店でこういった光景を見るのは久しぶりでした。

数少ないリアル店舗

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店内に入ると、シンプルで洗練されたデザインのアイテムが綺麗に陳列されています。レジ前にまた長い行列が出来ており、人気の高さがうかがえました。

基本的にはオンラインを中心に販売しているようで、リアル店舗はニューヨークに1店、サンフランシスコに1店の合計2店舗だけです。オンラインで商品を見つけて、実際に手に取って見てみたいという人達がこの2つのお店にやってくるイメージだと思います。

透明性を重視した価格設定

同店の特徴は、質の高い品物を既存のアパレルショップとりも安く販売する姿勢を全面に打ち出していることです。特に価格の根拠を明らかにし、値付けの透明性を高める努力をしています。

同社ウェブサイトに行くと、Tシャツやジーンズなど、各アイテムの材料費がいくらで、人件費や輸送費にどのくらいのコストがかかっているかがハッキリと表示されています。

例えば68ドルで販売されているデニムのジーンズは下記のように表示されています。

この表によると、1本ジーンズを作るのにかかった費用は28.02ドルとなっています。これにEverlaneはがマージンを加えて68ドルで販売しています。他の既存ブランドは、同じ品質のジーンズを原価の約5倍にあたる140ドルで販売していることになっているので、Everlaneではその約半分の値段でジーンズが手に入るということになります。

この説明がどれだけ正確なのかは定かではありません。既存ブランドでも140ドルより安く売られている場合もあると思います。

しかし僕は、商品を手に取った時、えっ、この値段でいいの?という気持ちに正直なりました。他では絶対もっと高い値段で売られているだろうし、コストパフォーマンスが高い!と思ってしまいました。

高品質と低価格の両立

恐らく他の多くの人も、僕と似たような驚きを感じたのではないでしょうか。だからお店はこんなに混雑しているんだと思います。もちろん、シンプルで洗練されたデザインのアイテム自体にも魅力があります。しかし、それに加えて、品質が高いものを手頃な価格で買えたという満足感が得られることが人気の秘密だと感じました。

価格や品質へのこだわりに加えて、各商品を作っている工場や、そこで働く人達とも良好な関係を築くことも、重要なミッションだとウェブサイトにも書かれています。こういった取り組みや姿勢も、多くの人の共感を呼んでいる理由のひとつなんでしょう。

というわけで、今回はEverlaneのご紹介でした。リアル店舗を最小限にしてオンライン販売をメインにするビジネスモデルで、ウェブやクチコミを使ったマーケティングも非常に巧みです。もしかしたら今後、次世代のアパレルメーカーを引っ張って行くような存在になるのかもしれません。

地図

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Canon EOS RP

2023年7月に再生品(Refurbished版)を599ドルで購入。APS-C機(EOS Kiss)からフルサイズに乗り換えて写真撮影に挑戦中です。
Canon RF50mm F1.8 STM

2023年7月に購入してEOS RPに装着。2023年は標準レンズといわれる50mmにこだわって、NYの街を撮影してみます。

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