ブルックリンにオープンしたジャパン・ビレッジ(Japan Village)に初めて行ってきました!
ジャパン・ビレッジは2018年11月にオープンした複合施設で、日本の食料品店やフードホールで構成されています。インダストリー・シティー(industry city)と呼ばれる巨大な建物が並ぶエリア内にあり、マンハッタンからの所要時間はMTAで約30分ほどです。最寄り駅は36th Street駅になります。
駅からインダストリーシティーに向かって5分ほど歩くと赤い鯉の模様が大胆に描かれた建物が見えてきます。これがジャパンビレッジの目印です。建物にはJapan VillageとSunrise Martのサインもありました。
入口から入ると右側が日系スーパーのサンライズマート(Sunrise Mart)になっています。同店はマンハッタンのミッドタウンやSOHOにも出店しており、ニューヨーク在住の日本人には馴染みの深いお店です。店内には様々な日本の食材が並び、新鮮な魚介類や、和牛を販売する専門エリアもあります。ここに来れば本格的な日本の食材が何でも手に入りそうです。
サンライズマートの反対側は様々な日本食が味わえるフードホールになっています。このエリアが大人気で、僕が行った時もたくさんの人でごった返してました。
特に人気なのはラーメン、うどん、そばといった麺類のお店で、常に行列ができていました。お弁当や丼物、お好み焼きなどは比較的空いていて、すぐに買うことができました。
フードホール内には椅子とテーブルが設置されているのですが、混雑しすぎていて、なかなか席が空かない状態。混雑を避けるには平日に来たほうが良さそうです。
それでは以下、フードホールでにあったお店をご紹介します。
カフェジャポン/Cafe Japon
日本風の惣菜パンやケーキが食べられるベーカリーカフェです。アンパン、アンドーナツ、食パンなどをはじめ、チーズケーキや抹茶ティラミスなどを販売しています。飲み物には煎茶、ほうじ茶、抹茶ラテなどが用意されています。
盛屋/Moriya
丼物専門のお店です。カツ丼が9ドル、牛丼が11ドル、天丼が14ドルで販売されています。丼物だけでなくカレーライスもメニューに並んでいました。
五平/Gohei
うどんとそばのお店です。自家製麺を使っており、メニューにはかけそば(8ドル)をはじめ、カレーうどん(9ドル)や牛すじうどん(13ドル)などが並びます。ラーメンと同様に人気があり、常にレジの前には列ができていました。
せたが屋/Setagaya
イーストビレッジにもお店があるラーメン専門店です。メニューにはとんこつベースのラーメンが並び、中でもパルメジャンチーズを山の形に盛り付けた、富士山ラーメン(Mt. Fuji Ramen)が名物です。ビーガン用の担々麺や、餃子も用意されており、おそらくフードホールの中では一番人気のお店です。ブルックリンでもラーメン人気はすごい!
お弁当屋さん/Obentoyasan
おにぎり、お味噌汁、そして日本のお弁当を販売しているお店です。おにぎりは1つ3ドルで、お味噌汁も1杯3ドルです。近くにある食彩堂でおかずを買ったり、MIKA’N MOMOでサラダを買って一緒に食べるのが良いと思います。
ミカンモモ/Mika’ N Momo
ひじきや海藻などを使った日本風サラダが食べれるお店です。油揚げ入りサラダや、薄切り肉を使ったしゃぶしゃぶサラダなどがメニュに並びます。
寿司ウエスギ/Sushi Uesugi
フードホールの一番奥にある海鮮丼専門店です。本格的なお寿司屋さんの佇まいで、寿司職人の方が新鮮な魚を目の前でさばいてくれます。マグロ丼やサーモン丼が17ドルで、ウニとイクラ丼が25ドルです。
バー/Bar
カウンター席がぐるりと囲む、カジュアルな雰囲気のバーです。日本酒をはじめ、日本のビールやワインなどが味わえます。他のお店でご飯を買って、ここのバーのテーブルで食べることもできます。
八/Hachi
お好み焼などの粉物専門のお店です。焼きそばやたこ焼き、たい焼きも味わえます。お店の人が焼いてくれるので、できたてが食べれます。今回僕はここのお好み焼きを食べました。
食彩堂/Shokusaido
ひじき、天ぷら、とんかつなどのおかずを扱っているお店です。お弁当屋さんでおにぎりやお味噌汁を買って、食彩堂でおかずを付け足すというのが良いと思いました。
以上、ジャパンビレッジのご紹介でした。まさかブルックリンにこんな日本村ができるとは思ってもみなかったので、本当に楽しい気分になりました。
ニューヨーク近郊にある日本の大型食料品店といえば、ニュージャージーのミツワが老舗です。ミツワは日本の食料品店をそのままアメリカに持ってきたきたような雰囲気で、アジア系のお客さんが数多く訪れます。対照的にジャパンビレッジはアメリカの現地に住む人達向けのお店づくりがされていて、店内には多様な人たちがいる印象を持ちました。
今後は建物の2階に、日本製の食器や服などを販売するカルチャーセンターを作る計画もあるそうです。これから日本文化の発信基地として、ぜひともスタッフの皆さんには頑張っていただきたいです。僕も陰ながら応援させていただきます!