体験レポート

バワリーミューラルにバンクシーの新たな落書きが出現

Banksy - Bowery Mural

今週、バンクシー(Banksy)による巨大な落書きがニューヨークに突如として現れました。
バンクシーはイギリスで活躍する本名や身元が不明なミステリアスなアーティスト。社会を風刺する落書きを書くことで知られています。

彼の落書きは路上や壁に突如として現れるため、作品が見つかった時は、常に大きな話題となります。

今回落書きが見つかったのは、バワリー通り(Bowery St.)とハウストン通り(Houston St.)の交差点にあるバワリー・ミューラル(Bowery Mural)です。

Banksy - Bowery Mural

壁には4本の縦線に、1本の斜め線が入ったマークのようなものが約50個描かれています。ただ、そのうちの1つは、牢屋に入った女性の絵になっており、よく見ると女性は左手にペンを握っています。

Banksy - Bowery Mural

この女性の名前はクルド人のゼラ・ドガン(Zehra Dogan)さん。トルコでジャーナリスト、そしてアーティストとして活動していました。

しかし、彼女がトルコ政府への批判を連想するような絵を描きSNSに投稿したことや、反政府組織への関与が疑われていたことから、トルコ政府に拘束され、約2年10ヶ月の実刑判決を受けてしまいました。

落書きの右下には「Free Zehra Dogan(ゼラ・ドガンを釈放せよ)」と書かれており、バンクシーがこの作品をトルコ政府への抗議として完成させたことがわかります。

Banksy - Bowery Mural

彼女が左手にペンを握っているのは、表現の自由を守ろうとするバンクシーの強い気持ちの現れだと思われます。こちら、バンクシーのインスタグラムでの投稿です。

Sentenced to nearly three years in jail for painting a single picture. #FREEzehradogan

Banksyさん(@banksy)がシェアした投稿 –

バンクシーの作品を見に来た人達は、落書きが大きいので、みんな車道の真ん中まで下がって全体を写してました。

Banksy - Bowery Mural

しかし、一夜にしてゼラ・ドガンさんの問題をニューヨーク中に知れ渡らせたバンクシーの落書きの影響力というのは計り知れないものがあります。

ニューヨークではこの落書きの他にも複数の箇所でバンクシーの新しい落書きが見つかっています。時間を作って、それらも見に行けたらなと思っています。

情報源: Graffiti artist Banksy returns to NYC with mural protesting imprisoned Turkish artist

地図

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2023年7月に再生品(Refurbished版)を599ドルで購入。APS-C機(EOS Kiss)からフルサイズに乗り換えて写真撮影に挑戦中です。
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2023年7月に購入してEOS RPに装着。2023年は標準レンズといわれる50mmにこだわって、NYの街を撮影してみます。

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