先日、会社のすぐそばに、巨大なタマゴが設置されたので、一体何かと調べてみたところ、ファベルジェ(Fabergé)という宝石の会社が主催している「The Fabergé Big Egg Hunt」というイースター(復活祭)にちなんだ企画でした。
アメリカではイースターの日に、飾り付けられたタマゴをいろいろな場所に隠して、子どもたちがそれを探すという遊びをしますが、それをニューヨーク市全体を使ってやってしまおうというのが、今回の企画です。街全体を使ったとても楽しいアイデアですよね。
ニューヨーク市に設置されたイースターエッグの数はなんと260個以上だそうです。それぞれのエッグは様々なアーティスト達によってデザインされていてとてもユニーク。中にはトミー・フィルフィガーやラルフ・ローレンなどの有名デザイナーがデザインしたエッグもあるそうです。
とはいえ、いくらなんでも全部を探すのは大変…。なので、まずはエッグハント用のアプリをダウンロードすることから始まります。このアプリを使ってイースターエッグを探し、エッグを見つけたらチェックインするという、なんだか非常に現代的なエッグハントです。
イースターエッグを見つけてチェックインすると、抽選で景品がもらえる権利を得ることもできます。TwitterやInstagramもフルに活用されており、マーケティングの側面からも、様々な試みがされている企画だなと思います。
そして、それぞれのイースターエッグですが、全て売り物なんだそうです。なので、もしどうしても欲しい!という場合はオークションで購入することができます。果たしてひとついくらになるんでしょうかね。ラルフ・ローレン氏のデザインしたタマゴとか、いいお値段がつきそうな気がします。
ちなみにこのタマゴが売れて出た収益に関しては100%チャリティーにまわされるんだそうです。有名デザイナーの方たちもたくさん参加しているのも、そういったイベントの主旨があるからというのも大きいんだと思います。
イースターエッグが設置されているのは4月1日から17日までの間です。その後、18日から25日の期間は全てのエッグがロックフェラーセンターに集められ、展示が行われます。こういった街全体を使ったイベントというのは、ニューヨークで生活する人に一体感を生みますし、本当に楽しいですね。ロックフェラーセンターにエッグが大集合した時には、ぜひ僕も足を運んでみたいなと思っています。