今再開発で最も熱いエリアであるクイーンズのロング・アイランド・シティーに登場した「Mu Ramen」に行ってきました。
7番線のVernon Blvd Jackson Av駅で降りて、歩くこと約5分。提灯のような形をしたモダンな明かりがドアの上に取り付けられたMu Ramenに到着しました。ドアには平仮名で「む」の文字が。
店内は非常にモダンなインテリアでまとめられていて、ブルックリンのバーにでも来たかのような雰囲気です。椅子は全部で22席。カウンター席とテーブル席が用意されています。テーブル席は、真ん中の大きなテーブルを大勢で囲む形式ですが、それぞれの席がほどよい間隔が空いているため、隣のお客さんが気になりません。プライベートなスペースを確保しつつも、他のお客さんとの一体感も感じられるような工夫が感じられます。
オーナー兼シェフを務めるのはジョシュア・スモークラー(Joshua Smookle)さん。彼はニューヨークの超有名レストランPer Seのキッチンで働いていた経験を持っています。Mu Ramenをここにオープンさせる前は、同じくロング・アイランド・シティーにあるベーグル屋さんの店舗を間借りして試験的にラーメンを販売していたんだとか。当時はベーグル屋さんが閉店した後に店を開けるという形式で、知る人ぞ知るお店だったそうです。
メニューには豚骨(15ドル)、ム・ラーメン(15ドル)、スパイシー・ミソ(14ドル)、そして醤油(14ドル)の4種類が並んでいます。今回僕は初めてだったのでお店の看板メニューと思われるMu Ramenを注文しました。コシが強い太めの麺がオックステールのスープに絶妙にからむ、非常にユニークなラーメンでした。具にはメンマの他に、キュウリやキャベツがのっていて、チャーシューの代わりにコーンビーフが使われてました。日本のラーメンを洋風にアレンジしたような一品ですが、日本人の口にも合う味で、おいしくいただくことができました。
個人的にはお店の雰囲気が素晴らしくて、ラーメンのクオリティーも高いのでぜひまた来たいなと思っています。お気に入りの店がまた一つ増えました。
次に来た時は、ぜひ豚骨ラーメンや醤油ラーメンにもトライしてみたいです。豚骨や醤油に関してはム・ラーメンとは違って正統派な感じだったので、また違った味が楽しめるんじゃないかと思います。