今日はペンステーション駅近くで買い物があったので、モイニハン・トレインホール(Moynihan Train Hall)の様子をのぞいてみました。このホールはかつてニューヨーク市の郵便局だった場所を改装して作られ、2021年1月にオープンしました。
ペンステーションはニューヨークの玄関的存在にも関わらず、天井が低く、暗くて汚い印象だったので、このホールが完成してから随分とイメージが変わりました。今後はこのホールを中心に、残りの駅部分や、周辺エリアも再開発が行われる予定になっています。
駅の中心は吹き抜けの大空間になっていて、天井はガラス窓で覆われています。グランドセントラルターミナル駅や、ワンワールドトレードセンター駅と同様、非常に開放的な空間です。真ん中には屋根から吊り下げられた時計があり、ターミナル駅の雰囲気を存分に醸し出しています。
駅構内にはスターバックスやブルーボトルコーヒーなどの飲食店や、花や文房具などを売る小売店などが多数入っているため、電車の待ち時間があっても楽しめます。今後はフードコートもオープンする予定なので、ますます魅力的な駅になりそうです。
最後にこの駅でユニークな場所を1つ見つけたのでご紹介します。31番通り沿いにあるエントランスの天井には、高層ビルをたくさん集めたデコレーションが設置されています。もし通りかかる機会があったら、ぜひ見上げてみてくださいね。
今後はこのホールと、ハドソンヤーズが遊歩道で結ばれる予定で、工事も着々と進んでいます(動画参照)。完成すると、ペンステーションからハドソンヤーズに行って、ハイラインを使ってチェルシーへと足をのばすお散歩ルートができます。そうなると、ハドソン川沿いに一気に歩行者が増えて、周辺が賑わいそうです。今後も非常に楽しみです!