おそばせながら…。
9月にオープンしたハイラインの第3セクションにやっとこさ行ってきました。第3セクションは、再開発が急ピッチで進んでいるエリアにあり、まだまだこれから整備が進んでいく様子でしたが、非常に楽しい散歩が楽しめました。
今回は、第2セクションと第3セクションの区切れ目となっていた30th Streetと10th Avenueから散歩をスタート。ペンステーションで地下鉄を降りて数ブロック歩くとここにたどり着けます。
見所その1:開発が進むハドソンヤード
噂には聞いてましたが、ハドソンヤードって本当に巨大なプロジェクトなんですね…。第3セクションのスタート地点では工事が急ピッチで進んでいました。このエリアには2018年までに、5楝のオフィスビルが建設されていて、100以上のショップが入るとのこと。ビルのうちの1楝はエンパイアーステートビルディングよりも高くなる予定なので、ここに大きな街がひとつできるイメージですね。
10 Hudson Yardsというビルはハイラインと直結する予定で、現在は以下のような状態です。いや〜、これでハドソンリバー沿いにかなりの人が集まってきますね。新しい街の導線として、ハイラインが有効活用されてます。
近い将来、ジャビッツセンターでのコンベンションに参加して、ハドソンヤードで買い物、そしてハイラインを歩いてチェルシーまで行くなんてことが気軽にできるようになるわけです。人の流れが劇的に変わりますね。
見所その2:新登場「パーシング・スクエアー・ビームズ」
第3セクションを歩き始めると、第1や第2セクションになかった新しい試みに気付かされます。線路の上が歩けるようになったり、テーブルが設置されて、ランチやピクニックができるようになりました。子供達の遊び場「パーシング・スクエアー・ビームズ(Pershing Square Beams)」もそのユニークさで話題になっています。
テーブルやイスは、第1、第2セクションと同様、線路や電車を思わせる直線的なデザインが採用されています。
こちらが第3セクションで最もユニークな場所「パーシング・スクエアー・ビームズ(Pershing Square Beams)」です。迷路のような形になった子供達向けの遊び場です。一見鉄が組み合わされているように見えますが、転んでも大丈夫なように柔らかい素材でコーティングされているので安心です。
モグラ叩き的な?こんな楽しい仕掛けもあって、子供だけでなく大人たちも楽しめます。かなりシュールですが、これは必ずやって記念撮影したいところですね。
見所その3:広々としたハドソン川の眺め
第3セクションの特徴が、広々とした眺めを楽しめること。第1、第2セクションは建物の間をすり抜けていきますが、第3セクションは、視界がぱっと開けて、西側には常にハドソンリバー、東側にはミッドタウンの摩天楼が楽しめます。
ハドソン川の向こうはニュージャージー州です。
橋の下にはハドソンパークウェイが走ってます。この日はかなり渋滞してました…。
ロングアイランド鉄道の車庫のまわりをグルリと歩いていきます。
こちらはハドソン川沿いのヘリポートから飛び立つヘリコプター。
今まではあまり人も来なかった地域ですし、開発まっただ中なので、決して美しい眺め…とはいえませんが、これからですね。ここ数年で、このエリアの景色は相当変わるはずです。
番外編:ハイライン散歩の後は…
第3セクションはジャビッツセンターのすぐ横で終わります。地下鉄の駅から離れていて、何もないエリアです…。なので、数ブロック先にあるゴッサム・ウエスト・マーケットに立ち寄り、アイバンラーメンでランチをして、ブルーボトルコーヒーでひと休みしました。我ながらこれはナイスアイデアでした。
以上、ハイライン第3セクションのご紹介でした。ほんと、数年後にここを訪れたら、まったく違う景色になっているんだと思います。人も増えて賑やかになってるんでしょうね。次回は、ジャビッツセンター側からチェルシーに向けて歩ければなと考えてます。また違った印象になるんじゃないかなと思います。
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