週末を利用して、日帰りでファイアー・アイランドに行ってきました。ファイアー・アイランドはマンハッタンから電車、バス、フェリーを利用して約2時間ほどの場所にある、細長い島。ニューヨークから日帰りできるお手軽リゾートとして人気の場所です。
移動用にチケットを購入
今回僕はビーチパッケージを購入してファイアーアイランドに行きました。電車、バス、フェリーの三枚のチケットが一緒に購入できます。別々に買うよりもディスカウントされていました。
MTA LIRR – Beach Packages – Ocean Beach
この他にもいろいろパッケージがあって、灯台を見に行きたい場合はKismet/Fire Island Lighthouseパッケージ、Sunken Forestに行きたい場合はSunken Forestパッケージを購入します。いろいろ見所の多いファイアー・アイランドですが、日帰りの場合はどれか一つを買って行くことになると思います。
さて、こちらがジャマイカ駅から出発しているLIRR(Long Island Rail Road)です。ロング・アイランドを横断するこの鉄道、ニューヨークの日本人の間ではロン鉄という愛称で親しまれてます。
今回はこのLIRRでまずベイ・ショアー駅(Bay Shore Station)まで行きました。
駅を降りると目の前にシャトルバスが待機してくれてました。これがフェリー乗り場まで連れてってくれます。僕はパッケージを買っていたので、チケットを買う必要もなし。スムーズに乗れました。
駅からバスで5分ほどで、フェリー乗り場に到着します。ここからファイアー・アイランドのさまざまな場所へとフェリーが出航しています。今回はオーシャン・ビーチ行きのフェリーに乗りました。
こちらがベイ・ショアーとファイアー・アイランドを往復しているフェリー。
さて、いざ、出航です。この船旅ですが、思ったよりも本格的でワイルドでした。一旦船着き場を離れると、360度、完全に海になります。小さな船なので、ちょっぴり心細くなって、途中で沈んだらどうしよう…なんて不安がよぎったりよぎらなかったり。…って全く心配ない感じでしたけどね。
波にゆられること約30分。遠くのほうにファイアー・アイランドの中心地であるオーシャン・ビーチ(Ocean Beach)の街並が見えてきます。
小さな港町で、なんだか、随分と遠くに来てしまったように感じます。もはやニューヨークにいることを完全に忘れてしまいました。
ファイアーアイランドの街並み
こちらがフェリーが到着したここオーシャン・ビーチ(Ocean Beach)です。
船が到着する場所の周辺には、レストランやお土産のお店などが並んでいてとても賑やか。でも、雰囲気が独特なんですね。海に囲まれた小さな島に来たんだな〜と実感します。
お店が並ぶメインストリートを少しはずれれば、そこは静かな住宅街。車は乗り入れ禁止になってます。そんなわけで移動手段は徒歩か自転車。買い物や、大きい荷物の移動には、こういったカートを使っているみたいです。
ファイアー・アイランドは縦に約50キロほどの長さがあるんですが、横は本当に細いんですね。一番幅が広いところで約400メートル。細いところではたったの160メートルしかないそうです。
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船着き場の反対側へは、こんな感じの小道が続いています。小道の途中には別荘と思われる、大きくて奇麗な家がズラリと並んでいました。上の地図の青い線が今回歩いた道です。
途中、鹿が道ばたで休んでいるのを発見。鹿も人に慣れているのか、まったく怯えてませんでした。
ファイアーアイランドのビーチ
300メートルほど小道を歩いて、反対側に抜けると…
そこには大きな空と大西洋が広がっていました!
真っ白な砂浜は、どこまでも長く続いてます。
結構波が高いので、子どもたちも大はしゃぎ。でも、ちゃんとライフガードさんが監視してくれてます。もう夏も終わりということで、みんな過ぎ去る夏を惜しむように海遊びを楽しんでいました。
というわけで、今回はファイアー・アイランドのご紹介でした。ダラダラといろいろ書いてはみたものの、他にもこの島には見どころがたくさんあるようで、全く魅力を伝えきれていないと思います。ぜひもう一度この島を訪れて、またの次の機会に体験記を追加できればと思います。
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