日々の記録・ニュース

アップルが誕生したガレージ!スティーブ・ジョブズの実家を訪ねました

Steve Jobs' Garage

先日、サンフランシスコを訪れた際に、新しく完成したアップルパークを見にクパチーノに行きました。その足で、アップル創業者の1人であるスティーブ・ジョブズ氏が若かりし頃を過ごしたロス・アルトスの家にも立ち寄ってきました。

ロスアルトスにあるジョブズの実家

Steve Jobs' Garage

ジョブズ氏の実家は、アップル本社から車でわずか10分ほどの場所にありました。周辺は特に大きな家が建ち並ぶ高級住宅地にあるわけではありません。いわゆるアメリカの一般的なサイズの家が多い、庶民的な住宅街でした。

同氏が幼少時代を過ごしたというこの家は、1階建ての平屋で、真ん中に玄関があり、向かって左側にガレージがあります。1952年に建てられ、3つのベッドルームと2つのトイレがあるそうです。庭は丁寧に整えられていましたが、僕が訪れた時は、誰かが住んでいる様子はなく、とても静かな場所でした。

市が指定する歴史的建造物

Steve Jobs' Garage

現在この家ははジョブズの妹のパトリシア・ジョブズさんが所有していて、ロス・アルトス市によって歴史的建造物に指定されています。

家の前に立つポストの下には「NO TRESPASSING (不法侵入禁止)」の注意書きがありました。そして、その下に以下のメッセージが書かれていました。

Security Cameras Are Filming
All Pictures Must Be Taken From Street

セキュリティーカメラで監視しているので、写真は道路から撮影するようにという内容です。つまり、写真撮影はオーケーってことなんですね。なので、お言葉に甘えて、道路から数枚だけ写真を撮らせていただきました。

僕がここに来た時は自分ひとりでしたが、数分ごとに家の前に車が停まって、記念撮影をしていく人を見かけました。知る人ぞ知る、観光スポットなんでしょう。

ガレージで行われていたこと

Steve Jobs' Garage

ジョブズはこの家に中学生の時に移り住んできました。そして1976年、スティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、ロナルド・ウェインの3人によってこの場所でアップル・コンピューターが誕生しました。

いろいろなメディアの記事を見ると、このガレージでアップル最初のコンピューターが組み立てられたという話になっています。しかし、実際に製作を担当したウォズニアック氏によると、それは少し違うようなんです。

この動画によると、ウォズは、Apple Iの開発を、当時彼が勤めていたヒューレット・パッカードのオフィス内で行っていたと語っています。ガレージの中では、特に何かを設計をしたり組み立てたことはなく、完成したパソコンを持ってきてテストを行っていただけだったそうです。

ジョブズも営業活動に関しては、ベッドルームの中にある電話を使って行っていました。そのため、ガレージ自体では特にプロダクティブなことは行われていなかったらしいのです。

とはいっても、このガレージを含む家全体が二人のビジネス活動の拠点となり、アップルの歴史が始まったというのは間違いのない事実です。ジョブズとウォズはこの場所から、最初に50台のApple Iコンピューターを販売しました。販売先はマウンテンビューにあるポール・テレルズ・バイト・ショップで、1台500ドルだったそうです。

現在アップルは時価総額で世界1位になるほどの超巨大企業です。そんな企業が、この小さな場所から始まったというのはなかなか信じがたいことです。ジョブズとウォズの才能や努力はもちろんのこと、タイミング、仲間、その他様々な要素が重なり合って、アップルは大きな成功を収めたんだと思います。

ジョブズが最後に遺したアップルパーク

今回のサンフランシスコトリップでは、彼の最後の作品とも言われる円盤型のアップル新社屋も見ることができました。新社屋の目の前にできたビジターセンターにも立ち寄りましたので、良かったら以下の記事も御覧ください。

というわけで、今回はスティーブ・ジョブズ氏の実家のご紹介でした。ほんと、1代でアップルをここまでの企業に成長させたというのはもの凄いことです。パソコンを生み出し、iPod、iPhone、そしてiPadと、世界を熱狂させるプロダクトを世に出し続けたジョブズ氏の偉大さに改めて気付かされました。

もうこの世にジョブズはいませんが、彼の信念や意思は今のアップルに引き継がれています。長年のアップル製品ユーザーとして、これからも続く同社の新しい挑戦を楽しみにしています。

情報源: Steve Jobs’ boyhood home becomes historic site – CNN

住所

Steve Jobs’s Childhood House
2066 Crist Dr, Los Altos, CA 94024

地図

EOS RPでフルサイズに挑戦中

Canon EOS RP

2023年7月に再生品(Refurbished版)を599ドルで購入。APS-C機(EOS Kiss)からフルサイズに乗り換えて写真撮影に挑戦中です。
Canon RF50mm F1.8 STM

2023年7月に購入してEOS RPに装着。しばらくは修行のため、標準レンズと言われる50mmにこだわって、NYの街を撮影してみます。

関連記事

更新情報を
FBでお知らせします