Apple製品ユーザーならば一度は訪れたい!
プレジデントデーで祝日だった2月19日(月)、カリフォリニア州クパチーノにある「アップル・パーク(Apple Park)」に行ってきました。サンフランシスコ空港付近で車を借りて、南下すること約40分、Appleの本社機能が詰まったアップル・パークに到着しました。敷地内には巨大な円盤の形をしたApple新社屋を始め、同社製品発表会が行われるスティーブ・ジョブズ・シアター、訪れた人達が同社製品を体験できるビジターセンターがあります。
円盤の新社屋に入れれば良いのですが、完全部外者の僕が行けるのはビジターセンターのみ。ということで、今回は時間をかけてゆっくりとビジネスセンターを楽しんできました。
建物は全面ガラス張り
ビジターセンターが一般公開されたのは2017年11月でした。なので、まだ完成して3ヶ月しか建っていません。建物は長方形で、屋根には木材がふんだんに使われています。透明のガラスウォールで囲まれていて遮るものがほとんどないので、非常に開放的な空間に仕上がっています。建物のまわりが緑で囲まれていて、たくさん陽の光が入ってくるので、ガラスの存在を忘れて屋外の公園にいるかのような気分になります。
建物はApple製品販売エリア、AR体験エリア、カフェエリア、そして屋上テラスの4つの要素で構成されています。それぞれのエリアで、ビジターセンターならではのユニークな体験ができるような工夫がされています。
1.Apple Park限定アイテムを手に入れよう!
建物の真ん中には最新のiPhoneやMacが並ぶ販売スペースがあります。世界各地にあるApple Storeと同じコンセプトで、各製品の購入も可能です。
このエリアの目玉はApple Parkでしか手に入らない限定アイテムです。
Apple新社屋をモチーフにした円盤が描かれたトートバックやTシャツが販売されています。限定品ということで、お土産にもぴったりです。
2.ARを使ってApple Parkを知ろう!
ビジターセンター内にはApple Parkの模型が設置されていて、ここでiPadを使ってARの体験ができます。スタッフの人に体験したいことを告げると、Apple Parkのロゴが裏面に入ったiPadを貸してくれます。使い方をスタッフの人に教わって、Apple Parkの模型にiPadをかざすとびっくり!平地部分にはたくさんの木が、そして建物部分には外壁や屋根が現れました。
iPadの画面には時間が調節できるバーがあります。これを動かすと太陽の位置が変わり、時間帯によって変化するApple Parkの風景を楽しむことができます。また、建物の屋根を指で上に持ち上げると、中の様子を見ることもできます。
iPadにうつしだされる画像は、静止画ではありません。駐車場を良く見ると車が動いていたりして、非常に細かいところまで作り込まれています。時間が経つのを忘れてしまうほど、ARの世界にどっぷりと浸かり楽しんでしまいました。
3.カフェでひと休みしよう!
嬉しいことに、ビジターセンターにはイスに座ってひと休みできるカフェエリアがあります。ここではコーヒー等の飲み物や、チョコレート等のスイーツが販売されています。せっかくなので、僕もラテを注文してみました。値段は1杯5ドルで、バリスタさんが本格的で美味しいラテを作ってくれました。
4.屋上テラスから新社屋を眺めよう!
階段を上って屋上に行くと、開放的なテラスが用意されていて、円盤型のApple新社屋を眺めることができるようになっています。テーブルやイスも設置されているので、カフェで買ったコーヒーを持ってきてゆっくりと過ごすこともできます。スタッフの人も常駐していて、Apple Parkに関するいろいろな質問にも笑顔で答えてくれました。
Apple本社の建物は道をはさんだ向かいにあります。木で遮られているものの、建物内を歩いている人や、建物の周りを自転車に乗って移動する人などを見ることができます。ただ、警備の厳重さは外から見てもよくわかりました。他社との過酷な技術競争に負けないよう、情報漏洩を防ぐための様々な対策が講じられているんだと思います。
というわけで、以上、Apple Park Visitor Centerのご紹介でした。AR体験や限定グッツの購入など、Apple本社のビジターセンターならではのユニークな体験ができる場所です。また、Apple Park全体にも、同社のデザイン思想が強く反映されており、美しい仕事の環境が整えられているなと感じました。Appleファンのみならず、一見の価値がある場所だと思います。みなさんも、シリコンバレーに行く機会があったらぜひ訪れてみてください!
以下、同センターの様子を短い動画にまとめてみました。ぜひご覧ください。