いよいよニューヨークも暖かくなってきたので、郊外に出かけてみたい!そう思い、先日、ペンシルバニア州のニュー・ホープ(New Hope)という街に日帰りで行ってきました。ニューホープはニュージャージー州とペンシルバニア州の州境にある街で、所要時間はマンハッタンから車で1時間半くらいです。
ガイドブックを見て、なんだか良さそうな街だな程度で行ったのですが、いやはや、日帰り旅行にぴったりの本当に素晴らしい観光地でした。小さな街なのに、魅力的なアトラクションがギュッと詰まっています。この日はお天気もよく、街中に様々な花が咲いていたのも良かった!
まず街に到着するとブリッジ・ストリート(Bridge Street)沿いにお店が並んでいるのが見えてきます。この道がニュー・ホープ – ランバートビル橋(New Hope – Lambertville Bridge)へと続いています。
橋の下を流れるのはデラウェア川で、対岸はニュージャージー州のランバートビル(Lambertville)という街です。デラウェア川が州境となってニュージャージー州とペンシルバニア州に分かれております。
ニュー・ホープ – ランバートビル橋というあまりにストレートな名前はともかく…、この橋は、街のシンボル的な存在で、お店のロゴなどにも使われていて、地元の人達にも愛されているようです。
橋には遊歩道があるので、歩いて橋を渡りランバートビルまで行くことができます。橋を渡って州をまたぎ、となり町に行くというのは、なんだか冒険気分で楽しいですね。
こちらが、橋の手前にあるニュー・ホープのダウンタウンです。昔ながらのコロニアル調の建物が多く、街並みが非常に美しいです。1800年代からすでに避暑地として発展していて、高級な別荘地として栄えてきたことから、どことなく上品で洗練された雰囲気が漂っています。
街の中心部には、小物やアンティークを売るお店や、ギャラリーなどが数多く集まっているので、のんびりとウインドーショッピングが楽しめます。
どのお店も、商品を綺麗にディスプレイしてあるので、見ているだけでも十分楽しい時間が過ごせます。
小物だけでなく、こんなクラッシックな車も道端で見かけました。ちなみにこの車にも「For Sale」のサインが貼ってあったので、どなたかが売られているようです…。
街の中心部には見るからに歴史を感じさせてくれるローガン・イン(Logan Inn)というホテルが建っています。このホテルは1727年からある歴史的なホテルで、アメリカで最も古いとされる5本の指に入る古さのホテルだそうです。1階にはテラス席があるレストランがあって、みなさんとても気持ち良さそうに食事をしていました。
こちらは、バックス・カウンティー・プレイハウス(Bucks County Playhouse)と呼ばれるペンシルバニア州が運営するシアターです。デラウェア川沿いにあり、この建物も昔ながらの趣を残してます。1939年から様々なお芝居が地元の人達向けに公演されているのですが、時にはブロードウェイで上映される作品のテスト公演なども行われ、ロバート・レッドフォードや、グレース・ケリーなどの大物スター達もかつてこのシアターの舞台に立っていたとのことです。
…と、ここまで書いてきましたが、なんだか長くなりそうなので、ニューホープの紹介を2回に分けることにします。小さい街なのですが、意外とアトラクションが盛りだくさんだったもので…。
次回はニュー・ホープ観光の目玉であるアイビーランド鉄道(Ivyland Rail Road)の旅をご紹介いたしますので、お楽しみに!