先週末、Livingsocialで「Champion Shootout」のチケットが50%引きで売られているのを発見し、ここぞとばかりに試合を観に行って参りました。場所はフィラデルフィアのWELLS FARGO CENTERでした。
このイベントはテニス界でナンバーワンを極めた往年のスーパープレイヤー達が一同に集うイベントで、全米各地で定期的に開催されています。
今回の出場選手はアガシ、サンプラス、クーリエ、そしてコナーズでした。
僕の中で、アガシ、サンプラス、そしてクーリエというのは青春そのもの。テニス雑誌を買っては彼らのショットの写真を見て研究を繰り返していました。
僕がバックハンドを両手打ちにしたのもアガシやクーリエの影響です。昔は、アガシと同じナイキのシューズを買って履いてました。
クーリエも大好きでした。アガシなんかに比べるとすごく地味な選手だったんですが、それが逆に僕の気持ちをキャッチして、ずっと応援してました。
特にサンプラスに負けたウインブルドンの決勝は、本気でクーリエを応援してました。あの時の大会は確か極端に雨が少なくて、芝生が苦手なクーリエが決勝まで勝ち上がることができたんですよね。
そして、王者サンプラスも登場!
サーブ、バック、フォア、ボレー、スライス…、どれをとっても安定していて、本当に素晴らしかったです。さすがテニス史上最高レベルのオールラウンダー。
相手にポイントを取られても、試合後半になると集中力が増していって、結局は勝ってしまうんですよね。
試合の途中に子供にプレーを交代するなど、アットホームな雰囲気も。
クーリエがボールボーイをやるというお茶目な一場面も…。
59歳のジミー・コナーズも途中息切れしながらも、質の高いショットを連発してました。
途中おちゃらけることもありましたが、基本的にはみんな本気で試合をやっていて、試合の終盤になると、会場に緊張感が走るくらいでした。スタミナの衰えはみんな隠せないようでしたが、ショットやサーブのキレは現役時代と遜色がなく、本当に驚かされました。
少年時代からのライバルだったアガシとクーリエの試合や、現役時代数多くの名試合を繰り広げたアガシとサンプラスの試合を観ることができて、もう私、始めから終わりまでずっと夢見心地。大満足の内容でした。
僕の中ではあとマイケル・チャンの試合を観ることができたら完璧だったんですけどね。彼も時々このイベントでプレイするようなので、またスケジュールをチェックしてみたいと思います。