ちなみに、ニューヨークにはまだこのお店ありませんのでご注意ください…。
先日、仕事でボストンに滞在する機会があり、ホテルの近くでおいしい朝食が食べられるお店がないかなと探していたら、Zagatで27点という高得点を獲得している「Flour Bakery + Cafe」というお店を発見、さっそく行って来ました。
この「Flour」というお店、ボストンには2013年2月現在で、四店舗をオープンしてるみたいなのですが、今回僕はBoston Tea Party Ship & Museumのそば、Farnsworth沿いにあるお店を訪ねました。
お店に入ると左側の壁に巨大なブラックボードがあり、ペイストリー、スープ、サンドイッチなどの名前がリストアップされてました。明るくて、開放的で、すごく良い雰囲気のベーカリーで、地元の常連さんらしい人達が列を作って並んでました。
カウンターには焼きたてのペイストリーがずらり。どれにしようか非常に迷いましたが、時間もあまりなかったので、一番美味しそうに見えた「Brioche Au Chocolate」を一つと、飲み物にはラテを注文しました。店員さんはiPhoneを使って注文を取ってくれました。携帯見てさぼっているのではないのであしからず…。
「Brioche Au Chocolate」はペースト状のチョコレートがモッチリとした食感のパン生地に包まれている、とても美味しいペイストリーでした。また、コーヒーも専門で担当しているスタッフの方がいて、丁寧に作ってくれました。スタッフのみなさん、本当に楽しそうに働いているんですよね。ベーカリーへの愛を感じました。それが、お店の活気のある雰囲気を作ってるんでしょうね。
調べてみると、このお店の人気の秘密はオーナーであるジョアン・チャン(Joanne Chang)さんの存在が大きいようですね。彼女は、台湾のバックグラウンドを持つ家庭に育ち、Harvard Collegeで応用数学と経済学を専攻していたというユニークなバックグラウンドの持ち主です。
大学卒業後は経営コンサルタントとして仕事をしていたそうなんですが、その後仕事を辞め、様々な有名ベイカリーで修行を積んだ後、2000年に「Flour」の一号店をボストンのサウス・エンドにオープンしたんだとか。詳しくは以下のビデオをご覧下さい。
いや〜、クッキングブックも出版されてるし、ペイストリーやスイーツにかける情熱を感じますね。名門Harvard College卒で、経営コンサルトの経験もあるということで、お店作りもかなり戦略的にやってそうだし、なんだか彼女からはすごいポテンシャルを感じます。この調子だと、店舗を拡大して、ニューヨークまで来てしまう勢いですが、はたしてどうなるか。今後の活躍を見守りつつ、またボストンに行ったときにはお店にぜひ立ち寄りたいと思います。
Flour Bakery + Cafe
12 Farnsworth Street #1
Boston, MA 02210
(617) 338-4333
flourbakery.com
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