先週末の3月31日(日)に、ニューヨーク5番街で行われたイースターパレードを見てきました。このパレードは毎年春に行われ、色とりどりのコスチュームを身につけた人が集まります。セントパトリックデーパレードとならび、ニューヨークを代表する春のイベントです。
パレードの歴史
ニューヨークのイースターパレードは、19世紀後半に始まりました。当初は教会でのイースター礼拝を終えた富裕層の方達が、高級なドレスや帽子を5番街で披露していたそうです。
その後、時が経つにつれてスケールが拡大し、現在では観光客や地元の人々が参加する大規模なイベントとなりました(参照)。
パレードに参加する人たちは、5番街のセントパトリック大聖堂に向かって歩いていくのが恒例となってます。
大聖堂の前は、写真撮影をする人や、イースターを祝う人たちで溢れかえり、いつも大変な人混みになります。
パレードの特徴
同パレードの最も大きな特徴は、華やかなファッションです。参加者の多くは、イースターのシンボルであるうさぎや花、卵などをモチーフにした衣装を身に着けます。
ニューヨーク名物のメトロカードを使った帽子をかぶっている方もいました。
みなさん、かなりクリエイティブで、ぶっ飛んだ格好をしているのですが、どこか上品で、スタイリッシュな印象を残しています。
このあたり、さすがファッションの街、ニューヨークといったところなのでしょうか。
うさぎのコスチューム
うさぎはイースターのシンボルの一つで、春の訪れや新しい命の象徴として愛されています。
大きな耳やふわふわの尻尾を持つうさぎの衣装は子供たちにも大人気で、うさぎの耳をつけてパレードに参加している人も大勢見かけました。
花のコスチューム
パレードでは花をモチーフにしたコスチュームもたくさん見かけます。花は新しい生命や成長の象徴として捉えられており、春の喜びを表現するものとして着用されるようです。
個人的にはこちらのひまわりの格好をした方が一番印象に残ってます。
常に笑顔でダンスをしていて、多くの人たちの気持ちを明るくしてくれる一際目立つ存在でした。
うちの娘もこの方と写真撮影をして、エネルギーを分けていただきました。
卵のコスチューム
卵もまたイースターには欠かせない要素です。こちらの3人組の方達は、エッグハントをモチーフにしたコスチュームを着用していました。芝生に置かれた卵を表していて非常にユニークでした。
イースターの伝統では、卵は新しい命や復活を象徴し、キリストの復活を祝うためのシンボルとして扱われます。そのため、こういった卵をモチーフにしたコスチュームが数多く見られるようです。
子供にも優しいイベント
今回、私は娘と一緒にパレードに行ったのですが、娘にとっても非常に良い経験になりました。大きくてカラフルな帽子や美しいドレスを身に着けた参加者たちに、娘も目を輝かせて興奮してました。
特に、参加者の方達と一緒に写真を撮れたのはいい経験になりました。どの方も子供のためなら喜んでと、快く撮影に応じてくれて、中には、子供にお菓子をくれる方もいました。娘にとっては、ハロウィーンのような楽しい思い出になったんじゃないかと思います。
大人の我々も、娘がいたおかげで、参加者の人たちと様々な話をするきっかけができて、非常に楽しめました。
まとめ
以上、ニューヨーク五番街で開催されたイースターパレードのご紹介でした。
パレードを楽しむ一番重要なポイントは、ド派手な衣装の参加者に積極的に話しかけて、一緒に写真を撮ってもらうことだと思います。もちろん、自分で衣装を身につけたら、さらに楽しめるはずです!
歴史的な伝統と、ニューヨークらしい華やかなファッションが融合したイベントなので、みなさんも機会があればぜひ参加してみてくださいね!
他にもニューヨークの春を楽しむための記事を書いてますので、もしよろしければご覧ください。