最近は新聞などでも次世代の車を作る会社として頻繁に話題にのぼるようになったテスラモーターズ(Tesla Motors, Inc.)。そのショールームがニュージャージー州パラマスのガーデン・ステート・プラザ・モール内(Garden State Plaza Mall)にあります。
前までは、カッコイイ車があるんだな〜という程度でお店の前を通り過ぎていたのですが、テスラモーターズってものすごい会社なんですね。2003年に設立されて以来、まったく既存の車の仕組みにとらわれず、電気自動車をイチからデザインして製品化を続けています。日本からはパナソニックがバッテリーを共同開発していたり、トヨタ自動車が電気自動車の開発で業務提携しているようです。
このショールームに展示されているのはモデルSと呼ばれる車です。まずはその洗練されたデザインに心踊らされるわけですが、ともかく中身がすごい。完全な電気自動車なので、排気ガスはゼロです。そして家庭用のコンセントを使ってわずか45分で充電可能なんだとか…。空調や音楽などはすべてタッチパネルで操作できます。こうなってくると、車というよりも携帯電話のような電化製品的な感じさえしてしまいます。燃費は日本が誇るプリウスの2倍!まさに次世代の車です。
代表者はPaypalの共同創設者であるイーロン・マスク氏。電気自動車開発への投資の他にも宇宙輸送を可能にするロケットの開発もしていたりと、ともかく世界中から注目されている起業家です。テスラの名前は物理学者のニコラス・テスラにちなんでいるんだとか。
モデルSの価格はすでに10万ドルを切っていますが、まだまだ一部の富裕層向けの車となっております。しかし、今後開発や量産が進めば価格が下がっていくのではないでしょうか。今後どういった車を開発してくれるのか、非常に楽しみです。