ニューヨーク郊外には果物狩りや野菜収穫の体験ができる農園が数多くありますが、6月の下旬に、その中でも最も人気が高いローレンス・ファームズ・オーチャーズ(Lawrence Farms Orchards)に行ってきました。
シティーから日帰りで果物狩り
ローレンス・ファームズ・オーチャーズはワイナリーや農園が多数あること知られる緑豊かなハドソンバレーにあります。1892年から今まで家族経営が続けられている歴史が長い果樹園で、なだらかな丘にそって、様々な果物や野菜が栽培されています。マンハッタンからだと車で1時間ほど。入場料は1人3ドルです。
イチゴ狩りに初挑戦!
今回のお目当てはイチゴ!というわけで、車を駐車場にとめて、まずは受付に向かいました。受付のある建物ではここで収穫された果物や野菜が売られています。ここでスタッフの人からイチゴを入れるケースをもらいました。
果たしてイチゴはまだ残っているのだろうか…。一抹の不安をかかえながらも、矢印に従って、いざイチゴ狩りのエリアへ!
イチゴのエリアに到着すると、茎が地面を這うように広がっておりました。腰を沈めて足元の茎を見てみると、真っ赤で形のきれいなイチゴを発見。大勢の人がイチゴ狩りをしていたので、もう残ってないんじゃないかと心配しましたが、まだ大丈夫でした。良かった…。
炎天下の中、立ってはしゃがみ、しゃがんでは立ちを繰り返し、黙々とイチゴを摘んでいきました。ほんと、このイチゴときたら、スーパーなどで売ってるのと同じくらい甘くておいしいんです…。勢いあまって、かなりの数を摘んでしまいました…。
丸ごとレタスも!
農園ではイチゴの他にも、様々な野菜が育てられています。僕が訪れたのは6月下旬でしたが、この時はサヤエンドウや、レタス、ほうれん草などが収穫可能となっていました。
数ある野菜の中から、僕はサヤエンドウを摘んだのですが、いやはや、その甘さにびっくりしました。自分で収穫した野菜を食べたっていうのも大きいと思うのですが、正直、生まれてこのかた、こんなおいしいサヤエンドウは食べたことがないというほどでした。
レタスも丸ごと持って帰ることができます。1つ2ドルです。
このレタスが大きかった。土の下までしっかりと埋まっていて、引っこ抜くのが大変でした…。ただ、このレタスもシャキっとした食感でおいしかったです。
こちらは、受付付近で販売されていたニンニクの芽です。一緒に行った友人が後日、炒めて食べたらしく、おつまみとして最高だったとのことでした。僕も買えばよかった…。
収穫シーズンは5月から11月
ローレンス・ファームズ・オーチャーズは5月から11月までオープンしているので、シーズンごとに違った野菜や果物が楽しめます。以下のURLから、各季節に何がとれるか確認することができます。
http://lawrencefarmsorchards.org/
7月はチェリーやピーチ、8月になるとブドウやトウモロコシ、9月になるとリンゴ、そして10月にはパンプキンが収穫できるようです。
というわけで、今回はローレンス・ファーム・オーチャーズのご紹介でした。自然たっぷりのハドソンバレーで、気軽に果物狩りや野菜収穫が体験できるとても素敵な場所です。駐車場も広くて、受付では簡単な食事も取れるので、一日中のんびりと過ごせます。
ここから10分ほど車を走らせればハドソン川沿いの街、ニューバーグ(Newburgh)にも立ち寄ることができるので、ニューヨークからの日帰りの旅に最適です。僕もまた違った季節におとずれて、新鮮な野菜や果物を楽しみたいと思います。