この前、久々にタイムズ・スクエアーを通りかかった時、新しくForever 21のお店がオープンしているのに気がつきました。そして、その入り口に大きなスクリーンが設置されているのですが、これがなかなか考えられていて面白いんですよね。
タイムズ・スクエアーには様々な広告が流れるスクリーンが多いのですが、ここのスクリーンには道を行き交う通行人が映し出されます。そして、しばらくするとポラロイドカメラを持った女性が現れます。
スクリーンに映っていること、写真に撮影されるということで、みんな大きく手を振って応えます。なんともインタラクティブな仕掛け…。若干、映像の制作者に踊らされているようでくやしい気もしますが、やっぱ手、振っちゃいますね…。
そして、ポラロイドを持った女性が写真をパチリと撮影します。すると、その彼女の手には、たった今撮影された写真が…。ライブの映像が切り取られて、そのまま写真になっているではありませんか…。
この巨大な?女性は、事前に別のスタジオで演技をして撮影されていて、クロマキー処理でタイムズスクエアーのリアルタイムの映像と合成されてます。そして彼女の手元の写真に関しては、新しいデジタル処理が施されてるようなんです。
この仕組みはSpace150という会社が作ったらしいのですが、こういった技術は、アーギュメンテッド・リアルティー(augmented reality)と言われるてるみたいです。一時期、バーチャル・リアルティーというのが一世を風靡しましたが、それとはちょっと違うようで…。
拡張現実(かくちょうげんじつ)とは現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術、および情報を付加提示された環境そのものを示す。
引用元: 拡張現実 – Wikipedia
確かに、現実世界を映し出した映像に、コンピューターを使ってちょっとしたアイデアを加えるというこの試みは、アーギュメンテッド・リアルティーを上手に応用しているんでしょうね。今後、広告の分野だけでなく、いろいろな場面で目にする機会がありそうです。
若干話が固くなりましたが…、そんなユニークなアイデアを利用したこのForever 21のスクリーン。タイムズ・スクエアーには大型スクリーンが本当にたくさんあるのですが、今、その中でも最も目をひいていると思います。ブランドのイメージアップにも大貢献してるんじゃないでしょうか。
実は、タイムズ・スクエアーは賑やかすぎて、普段はあまり行かないんですが、こういった面白い試みが頻繁に行われるんですよね。なので、また、たま〜に立ち寄らせてもらおうと思ってます。
Mッチー
07/18/2010 at 8:39 PM日本語ではよくARと呼ばれているみたいだよ。この記事のおかげで、よく色んなところで目にするARという言葉が何の略語か分かって良かった。
shinya
07/19/2010 at 11:56 PMなるほど。なんかセカイカメラとかもARってことになるみたいだね。使ったことないけど…。
匿名
08/26/2010 at 7:33 AM心斎橋opaで実施できないもんですかね。。。。