体験レポート

ビルの屋上に立つ31体の彫刻「Event Horizon」

今、ニューヨークのマジソン・スクエアー・パーク(Madison Square Park)周辺でビルの屋上を注意深く見ると、人の形をしたオブジェが立っているのを目にすることができます。これ、初めて見た時は、誰かが飛び降りようとしているように見えて、若干不気味な感じがしました。

Event Horizon, originally uploaded by shinya.

でも、落ち着いてよくみてみると、高い場所からニューヨークの街を見渡しているようにも見えたり…。街行く人達を見守っているようにも見えたり…。

Event Horizon, originally uploaded by shinya.

見る人の視点、捉え方によって、その意味は様々に変わっていくこのオブジェ。実はこれ、芸術家アントニー・ゴームリー(Antony Gormley)さんというイギリスの彫刻家による一大アートプロジェクトだったのです。5thアベニューと23thストリートの交差点付近で下のパンフレットが手に入ります。

Event Horizon, originally uploaded by shinya.

現在、マジソン・スクエアー・パーク周辺を中心に、ビルの屋上などに約30体の彫刻が設置されているとのこと。エンパイヤー・ステート・ビルディングにも設置されてるらしいです。



Event Horizon, originally uploaded by shinya.

地上にも2体展示されているので、間近で見ることができます。男性の形をしてますが、ゴームリーさん自身の体が雛形となっているようです。

Event Horizon, originally uploaded by shinya.

胸と足、そして背中に丸い印のようなものがつけられています。

Event Horizon, originally uploaded by shinya.

目は開いているのか、閉じているのか…。ただ、表情は非常に穏やかに感じられました。

Event Horizon, originally uploaded by shinya.

彫刻を間近で見てから、ビルを見上げると、また違った感覚、印象を受けます。

Event Horizon, originally uploaded by shinya.

ビルの上にこの彫刻があることで、視線が上に行き、今まで気がつかなかった新しいニューヨークを感じられます。

Event Horizon, originally uploaded by shinya.

そして、いくつものビルの上にこの彫刻が立っていることで、今までバラバラだったそれぞれの建物が繋がれ、新しい関係性、意味のようなものもを作り出している気がしました。街行く人の間でも、この彫刻をきっかけに、新しい出会い、会話なんかも生まれてきますよね。

こういった街ぐるみでのアートプロジェクトが楽しめるのもニューヨークならでは。他の場所でも様々な試みが行われているはずなので、また少しリサーチしてみたいなと思います。

http://eventhorizonnewyork.org/

EOS RPでフルサイズに挑戦中

Canon EOS RP

2023年7月に再生品(Refurbished版)を599ドルで購入。APS-C機(EOS Kiss)からフルサイズに乗り換えて写真撮影に挑戦中です。
Canon RF50mm F1.8 STM

2023年7月に購入してEOS RPに装着。2023年は標準レンズといわれる50mmにこだわって、NYの街を撮影してみます。

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