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ユニークな建物が目白押し!ブルックリンの知られざる高級住宅街「ビクトリアン・フラットブッシュ」

先週末、仕事に使うための写真を撮影するためにブルックリンのケンジントンというエリアを訪れました。プロスペクト・パークの南にあるこのエリアには、特に目立ったアトラクションなどはなく、昔ながらの、あか抜けない、生活感漂うエリア。家賃も比較的安いので、さまざまな国からの移民が集まっていて、統一感もなく、特に商店が集まるメインストリートはお世辞にも洗練されているとはいえません。壁には落書き、道ばたには結構ゴミが落ちてたりします…。

Kensington, originally uploaded by shinya.

しかし、このエリアをフラフラと歩いていると、道ばたにこんな表示が現れます。なんだか郊外の高級住宅地の入口によくあるような柱なのですが…。

Victorian Flatbush, originally uploaded by shinya.

こんな場所にどうして?

状況が飲み込めないまま、道を進んでいくと、やっぱり。突然、大邸宅が建ち並ぶ住宅地に入ります。芝生も異様に奇麗に手入れが行き届いていて、緑がまぶしいくらい。

Victorian Flatbush, originally uploaded by shinya.

この場所が、「ビクトリアン・フラットブッシュ地区」といわれている知る人ぞ知る、ブルックリンの面白エリアだったのです。

Victorian Flatbush, originally uploaded by shinya.

殺伐とした街中に、突如として現れた高級住宅街。一体ここはどういう所なのかというと…

この地区の歴史は1890年代の「実験」から始まる。ディーン・アルボードという変わり者だが先見の明のあるデベロッパーが、50エーカーの土地にそれぞれ特徴のある家が並ぶ「レジデンスパーク」を造ることを決意したのだ。

引用元: 僕の秘密のニューヨーク案内 パート1 | Englishman in New York

この地区の存在を知るきっかけとなったコリン・ジョイスさんのブログからの一節です。そうなんです、よく見ると、このエリアに建てられている家はどれもユニークなものばかり。

ディーン・アルポートさんが、アメリカのどこにもないような住宅街を作ろうと、さまざまな様式の建物をこの場所に集めたらしいのです。

そして、その中でも最も風変わりな建物がこちら…。

Victorian Flatbush, originally uploaded by shinya.

日本のお寺をモデルに作られたお家らしいのです…。寺っていうにはずいぶんとユニークな色ですけどね…。でも、まあ屋根の形とか、確かに雰囲気は出てるかなと…。

Victorian Flatbush, originally uploaded by shinya.

これ、1903年にアメリカ人の建築家によって立てられたらしいので、今から100年以上も前の建物なんです。いろいろな意味で驚きでした。

他にもこのエリアには映画「ソフィーの選択」などに使われた家などもあるらしく、ちょっとした観光スポットになってるみたいです。いろいろな家をまわるツアーなんかもあるみたいなので、また機会があったらぜひ参加してみたいなと思ってます。


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2023年7月に再生品(Refurbished版)を599ドルで購入。APS-C機(EOS Kiss)からフルサイズに乗り換えて写真撮影に挑戦中です。
Canon RF50mm F1.8 STM

2023年7月に購入してEOS RPに装着。2023年は標準レンズといわれる50mmにこだわって、NYの街を撮影してみます。

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