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デラウェア川沿いの街「ニュー・ホープ」で鉄道の旅(2/2)

New Hope & Ivyland Railroad

前回の記事」に引き続き、本日もペンシルバニア州のニューホープについて書いてみます。今回はニューホープ名物のアイビーランド鉄道(Ivyland Rail Road)についての話題です。

New Hope & Ivyland Railroad

ニューホープのダウンタウンへと続くブリッジ・ストリート(Bridge Street)沿いを歩いていると踏切が見えてきます。なんでこんなところに踏切が?もしかして貨物列車用の線路とか?と最初は思ったのですが、違いました。ニュー・ホープにはアイビーランド鉄道という観光用の鉄道が走っていたのです。

New Hope & Ivyland Railroad

これは、面白そうだから乗ってみよう!ということで、すぐそばの駅まで行ってみました。こちらがアイビーランド鉄道のニュー・ホープ駅です。映画に出てきそうなノスタルジックな雰囲気がある駅でした。

New Hope & Ivyland Railroad

まずは乗車券を求めて、チケット売り場に立ち寄りました。売り場の表示を見ると、27.90ドルのファーストクラス車両(First-Class Parlor Car)、26.20ドルのオープン・エアー車両(Open Air Car)、そして19.95ドルのコーチ(Coach)の3種類があることが判明。むむむ、どうしたものか…。

New Hope & Ivyland Railroad

せっかくだからファーストクラスに乗ってみようかな〜とも一瞬思ったのですが、しがないサラリーマンであるわたくしは、身の丈に合わせてコーチ席を購入。駅のプラットフォームへと進みました。ただ、次は憧れのファーストクラスに乗ってやろうと思っています。

New Hope & Ivyland Railroad

そして、こちらが今回僕が座ったコーチ席です。コーチ席といっても、すごく雰囲気良かったですよ。1920年代の頃の内装を再現しているとのことで、車内にいるとその当時にタイムスリップしたかのような気分になります。

New Hope & Ivyland Railroad

ちなみにオープン・エアー車両はこんな感じ。窓がなくてとても開放的なので、天気がいい日は、気持ちよさそう。イスはベンチ型です。ファーストクラスの車内の写真も撮りたかったのですが、恐れ多くて車両に入れませんでした…。

ファーストクラスは…、そこまで図々しくなれず写真は撮れませんでした。ただ、外から見えた感じだと、テーブルクロスつきのテーブル席に座れるようだったので、優雅な鉄道の旅が満喫できるような車内になっているんだと思われます。

New Hope & Ivyland Railroad

これらの車両をひっぱってくれるのは、見るからにパワーがありそうな「2198 GP-30ディーゼル」。かつてはペンシルバニア鉄道の車両として使われていて、東海岸を中心に活躍し、1991年に一線を退いたそうです。その後アイビーランド鉄道に引き取られ、ここニュー・ホープで第二の人生を送っています。

New Hope & Ivyland Railroad

あとでわかったことなのですが、アイビーランド鉄道は、他にも様々な列車を持っているらしく、時期によっては、煙突から煙を出して走る機関車が走るらしいのです。機関車なんて乗れる機会があんまりないので、いつかぜひ乗ってみたい!

New Hope & Ivyland Railroad

ちなみに線路は1本だけです。なので途中別の列車とすれ違うことはありません。列車はニューホープからラハスカ(Lahaska)という街まで走り、往復で45分ほどの旅となります。

New Hope

出発すると、列車はニューホープのダウンタウンを抜け、郊外の高級住宅地のエリアへと向かいます。

New Hope & Ivyland Railroad

このエリアは全米有数の避暑地としても有名なので、広大な敷地の中に建つ数多くの大邸宅を見ることができます。いや〜しかしデカイ。何部屋あるんでしょう…。部屋が余っているんだったら貸して欲しいくらいです。

New Hope & Ivyland Railroad

乗車中は、乗務員さんが飲み物やお菓子の注文を取って席まで運んでくれたり、車掌さんがマイクを持ってアイビーランド鉄道にまつわる話をしてくれたりするので、とても楽しく過ごせました。

New Hope & Ivyland Railroad

この鉄道、5月は主に週末の金、土、日曜日のみ営業していて、朝の11時から4時まで1時間間隔で走ってました。ただ、5月下旬からは夏の観光シーズン中は、平日も運行しているようなので、季節によって運行日や時間が変わるみたいです。なので、事前にウェブサイトでスケジュールをチェックしたほうがよさそうです。オンラインでチケットも購入できます。

New Hope & Ivyland Railroad

というわけで、今回は2回に渡ってペンシルバニア州ニューホープの街を紹介してみましたが、最後にニューホープの魅力をもうひとつご紹介。

ダウンタウンのそばを流れる運河沿いに、こんな素敵なトレイルが整備されてました。ニュー・ホープの住民にも愛されているようで、散歩、ジョギング、そしてサイクリングなどを楽しむ人たちがこのトレイルを利用してました。僕も短い距離でしたが、花や緑が溢れる静かなトレイルを散歩することができて、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。春から夏にかけての新緑の季節だったのも良かったんだと思います。

New Hope

ニュー・ホープまではニューヨークからだと車で約1時間半程度。鉄道だけでなく、デラウエア川にかかる橋や、活気のあるダウンタウンもあって、日帰り旅行の行き先として、本当に素晴らしい観光地だなと思いました。次回訪れるときは、ぜひ機関車に乗りたいです。もちろん、ファーストクラスで!

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Canon EOS RP

2023年7月に再生品(Refurbished版)を599ドルで購入。APS-C機(EOS Kiss)からフルサイズに乗り換えて写真撮影に挑戦中です。
Canon RF50mm F1.8 STM

2023年7月に購入してEOS RPに装着。2023年は標準レンズといわれる50mmにこだわって、NYの街を撮影してみます。

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